Fantastic Rider

MY FAVORITE

この世界を変えるはずだった 振り抜く覚悟は出来ていた

すののTDCホールもキンプリのデビューコンも行きたいとは思うけど、わざわざヲタクに確率アップ()しますかしませんかとか聞かれながら取引を進めるような体力も無ければ、後ろ姿ばっかりかわいいヲタクに5万も6万も払ってられるかという思いで8月です。先日の台風が去り、少し涼しくなったかなと思ったのが浅はかだったばかりに、猛暑アゲインですね。夏に人権ってあるんでしょうか。バイト先で一番レジ捌きが早くて、アルコールの入ったウザ絡みキメてくる客のあしらい方も上手い。接客係として宴会会場に入ればおじさんたちが「かわいいね」と崇めてくれる。だけど、今更そんなことなんの自信にもならん。進路担当に「進路変えたの?」と嫌味を言われて始まった夏休みは、思っているよりもずっと胸が苦しい。ペディキュアが禿げているのにサンダルを履いてる人のことを蔑んで見るしか精神衛生を保つ方法がなくてしんど過ぎます。高校生の間に所属した部活も委員もなければ、趣味は自分の首を絞めてまでアイドルの背中を追いかけること、特技は平行眉を書くことです。そんなこと面接で言えるかよ。私の人生は、9月始まりのスケジュール帳を買うように軽率にやり直してしまいたいほどのものでしかない。容姿も学歴も生き方も、私がコンプレックスなのは自分自身以外何物でもない。私の人生は、ステージに憧れた時、女子アイドルにならなかった瞬間から終わっていて、始まってもいない。

「お姉さんべっぴんさんやねえ」と言われた時の返し方は「やだもー!ほんとのことばっかりー!」か「よくいわれるー!」の二択でいい。謙遜してるひまなんてないし、べっぴんさんなら仕方ないでしょ。下剋上果たして人生の勝ち組にスライディングするために8月頑張ろう。けみおが「平成が終わってもウチらのものにしていこうねー」と話していたの、めちゃくちゃ最高なので私も早くポジティブなギャルにならなくてはダメ。あげみざわ〜〜。雑魚モテじゃなくて需要のあるモテがしたい。